船橋オルトベースとNHLを結ぶ！

2022/07/02

新着情報

船橋オルトベースの酒井です！

今日は私にとって嬉しいお知らせをおひとつ共有させていただきます。個人的な話で大変恐縮です。来週も、もう一つ嬉しいお知らせをします。

船橋で働いてもう20年ですかね、その前は私、アメリカにいたんですよ。アメリカでは色々な街に住んだのですが、マサチューセッツ州の片田舎にある小さな大学でのちのスーパースターになる青年と出会ったのです。スーパースターは言いすぎかな。

その名もデレック・ラロンド、来季からアメリカのナショナル・ホッケーリーグ、NHLのデトロイト・レッドウィングスでヘッドコーチをすることになりました！

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NHLを知らない方も多いと思うのでこの凄さがなかなか伝わらないかと思いますが、かなり凄いです)^o^(。アメリカの４大プロスポーツの一角を担ってます。昨今のサッカー人気に押され気味なところはありますがまだまだアメリカでの人気は高いです。

そのNHLには30チームあるのですが、そのうちのひとつミシガン州のデトロイトにあるチームレッドウィングスのヘッドコーチをすることになったのが私の大学時代の悪友だったという話です。ちなみにヘッドコーチは日本的にいうと監督ですかね。競技によって違うのですが、Jリーグなんかではヘッドコーチとは別に監督がいて現場を指揮してますよね。

アメリカでは現場のトップをヘッドコーチと呼びます。

そんなデレックは先日行われたスタンレーカップ、NHLのチャンピオンを決めるプレーオフではタンパベイ・ライトニングス、準優勝チームのアシスタントコーチをしていたんですね。さらにすごいのが、タンパベイ・ライトニングスはその前2年間の優勝チームなんです！デレックコーチは3年連続でスタンレーカップのファイナルに進出するという偉業を支えた人物でもあるのです。

私にとってただの悪友だったデレックの快進撃に胸を弾ませずにはいられないといったところですね。

そんなデレックとの思い出は数多くありますが、一歩間違えたら今の私も、NHLのヘッドコーチデレック・ラロンドも存在できなかったかもしれない事件をおひとつ。

デレックはとにかく私をからかうのが好きで、毎日変な英語を教えてくれていました。時に彼の冗談が私の逆鱗に触れることもあり、怒る私を見てさらに喜ぶという日々を送ってました。

ある日、その時はデレックが大学ソフトボールチームのアシスタントコーチ、私はそのチームのアスレティックトレーナーをしていて、二人で練習場に向かう道中、デレックの運転するピックアップトラックに同乗してました。いつも通り楽しそうに私を揶揄う彼にいつも通り反論したりしながら最初は楽しく山の上にある練習場に向かっていた二人でしたが、何が原因だったか今となっては覚えてないのですが、私の興奮がマックスを超えてしまいました。

私はデレックに向かって「車を止めろ〜、ここから歩いていくから降ろせ〜」と叫んでました。もちろんデレックは笑いながら「まだ距離があるから歩いたら大変だよ、登り坂だし」などと言いながひらりひらりと私の怒りをかわします。

怒りのやり場がなくなった私は「うるせぇ、このポンコツ車を止めやがれぇ！」と言いながら助手席のドアを開け、走る車から飛び降りていました…

ゴロゴロゴロゴローと道路を転がる私を見て流石のデレックも肝を冷やしたのではないでしょうかね。この時ほど日本人に生まれて良かったと思ったことは無いです。体育の時間に柔道を習っていた成果がここで発揮され、まさかの擦り傷だけでどこも強く打ってない状態、打ちどころが悪ければあの世行きですよね！みなさん真似しないでくださいね。

あんなにゴロゴロと道路を転がっていたのに直ぐに立ち上がり練習場に向かって走り出す私をみてさらにびっくりしたデレックは言葉を失ってました。私は一言「走っていく」と車の脇を通り過ぎる際に伝え走り続けました。

走る車から飛び降りたことを後悔するよりも、まだ練習場まで２km近く走っていかなければいけないことを後悔しつつ、「練習に間に合うかな」などと考えながらひたすら走るという変な真面目さを持つ私とデレックのエピソードでした。よく考えなくても分かるのですが、勝手に怒って勝手に飛び降りるというどうしょうもない行動にデレックを巻き込むというお粗末な結果でしたね。

そんなデレックコーチの今後の活躍にみなさんも期待していてください！

いつか船橋オルトベースからデレックコーチのもとにスタッフを届けられたらいいなと思ってます。その時は自分が行くのもありかな。

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